ご相談者・ご依頼者とのご縁を

お悩み事に寄り添い、紡ぐ。

あなたの街、あなたの海の法律家。

新着情報

2015.03.28

『東京新聞(夕刊)』記事掲載のご紹介(H27.3.28)

[橋本国彦] ブログ村キーワード
本日(平成27年3月28日),所属するオーケストラに関する記事が『東京新聞(夕刊)』1面に掲載されました。

s20150417021721

68年ぶり 平和の調べ 来月19日
 戦前戦中を通じ日本を代表する作曲家だった橋本国彦(1904~49が,日本国憲法制定の祝賀会のために作った「交響曲第2番が来月,都内のアマチュアオーケストラ「新交響楽団(新響)」により68年ぶりに再演される。橋本が戦争に協力的だったとして歴史に埋もれ「幻の交響曲」といわれる作品。指揮者の湯浅卓雄さん(65)は「当局に翻弄(ほんろう)された作曲家の曲を評価してほしい」と意気込んでいる。(樋口薫)

 「こんなにさわやかな出だしはなかなかない。おおらかに,のびのび演奏を」。今月上旬,東京都江東区での初練習。湯浅さんの指示の通り,柔らかく美しい調べが響いた。新響のメンバーは,作曲家の思いを確かめるように音を合わせる。クライマックスでは,高らかなファンファーレとともに「平和の鐘」が打ち鳴らされた。

 この曲は,現行憲法が施行された1947年5月3日,東京・帝国劇場で開かれた記念祝賀会で初演された。しかし,橋本は戦争当時,当局の要請に従い戦時色の強い曲を作った責任を取り一線を退いていた。この演奏の2年後,胃がんのため44歳の若さで死去。作品の多くは忘れ去られた。

 この曲が再び脚光を浴びたのは2011年。戦前の日本人作曲家の管弦楽曲を調査しているコントラバス奏者の岡崎隆さん(66)=愛知県知多市=が,資料館に残されていた楽譜を発見。国際的に活躍する湯浅さんの指揮で初録音,CD化された。

 湯浅さんはこの曲を「戦時中のかせが外れた状態で,何のてらいもなく,素直な気持ちで書いている。日本人の『歌心』もこもっており,心に響く」と評価。新響の定期演奏会の演目に提案し再演が決まった。


s20150417022433

再演に向け,橋本国彦の「交響曲第2番」の練習をする指揮者の湯浅卓雄さんと新交響楽団=東京都江東区で(佐藤哲紀撮影)

 新響にとっても橋本は縁のある作曲家だ。橋本の教え子だった作曲家・指揮者の芥川也寸志(あくたがわやすし)(1925~89年)が長く音楽監督を務めた。演奏機会の少ない日本人作曲家の曲を取り上げることが多く,96年には橋本が戦時中に作曲した「交響曲第1番」も演奏している。

 団長でチューバ奏者の土田恭四郎さん(57)は「戦争が終わり,これからの日本の平和への期待という明るさが込められているのを感じてほしい」と話している。

 演奏会は4月19日午後2時から,豊島区の東京芸術劇場で。同じく時代に翻弄された作曲家ショスタコービッチの「祝典序曲」「交響曲第10番」も演奏される。入場料は1500~3000円。

 問い合わせはコンサートイマジン=電03(3235)3777=へ。

 <橋本国彦> 東京音楽学校(現東京芸術大)でバイオリンを専攻しながら作曲を独学し,「お菓子と娘」などの人気歌曲を発表。欧米への留学後は母校の作曲科の主任教授として黛(まゆずみ)敏郎,芥川也寸志ら戦後日本を代表する作曲家を指導した。一方で,皇紀2600年(西暦1940年)を祝う「交響曲第1番」や戦時歌謡「勝ち抜く僕ら少国民」といった曲を作り,戦後は責任を取って辞職した。

(平成27年3月28日付東京新聞(夕刊)1面)

【関連ウェブサイト】
「演奏会のご案内(H27.4.19)」(当ブログ記事)
東京芸術劇場
「東京芸術劇場」(当ブログ記事)
東京都歴史文化財団
AMATI>湯浅卓雄
湯浅卓雄後援会
新交響楽団
「新交響楽団のご紹介」(当ブログ記事)

**━━━━━━━━━━━━━━━━━━…
行政書士・海事代理士加賀雅典法務事務所
 相続・遺言・贈与・成年後見・財産管理・見守り契約・死後事務・法人設立・契約書作成・
 海事法務・許認可申請などの各種手続に対応します。お気軽にご相談ください。
 電話:045-564-9103 E-mail:info@office-kaga.com
横浜北 遺言相続パートナーズ
 横浜市港北区・都筑区及びその周辺地域の遺言・相続手続を迅速・丁寧にサポート!
横浜北 車庫証明パートナーズ
 横浜市港北区・都筑区及びその周辺地域の車庫証明申請を迅速・丁寧にサポート!
全国小型船舶免許パートナーズ
 更新・失効再交付等の小型船舶操縦免許(ボート免許)手続を迅速・丁寧にサポート!
…━━━━━━━━━━━━━━━━━━**